HDDバックアップにDAT(テープドライブ)は必要ですか?
HDDのバックアップ媒体としてDAT(テープ)を使用するのは主に大手企業のサーバーが多いです。一昔前は安価な値段でバックアップとして使用できるメディアはFDDぐらいしか有りませんでした。HDDといっても40MB~100MB一般的で、インターネットなど無く、主にパソコン通信が一般的だった時代、パソコンも使っていない企業が大半でした。
それでも銀行など、一部の企業ではパソコンが無いと仕事にならず、まして当時のパソコンはHDDは壊れやすい媒体でした。そのため、バックアップを取るのは今のサーバーよりも頻繁に行っていたのです。その頃は小さな端末のデータであればFDD10枚程度のバックアップですみました。しかし、容量が100MB単位になりますとFDDでバックアップすれば100枚ぐらいになりますので時間がかかります。そういった負担を減らすためDAT(テープバックアップ)が普及したのです。
はじめはカセットテープと同じ仕様の物でしたが、制度が低く、バックアップを失敗することもしばしばありました。何よりテープメディアの寿命も短く、もっと耐久度の高いテープメディアが求められました。現在使われているDATをサンプリング周波数で表すと48kHz、一部のクラスになると96kHzになります。CDのサンプリング周波数が44.1kHzしかないので如何に精度が高いのかが分かります。
DATはサーバーやパソコンの性能が上がるごとに容量、精度が上がってきています。しかし、HDを丸ごとでしか、バックアップ取ることしかできない点、データをテープから抜き出したりする事が出来ない、きちんと保管しなければならない点などの欠点があります。特にテープ媒体は非常にデリケートです。湿気などに弱く、また有る程度の感覚でテープを回しておかないとくっついてしまいます。そういった欠点を防ぐためDAT(テープ)保管用のケースが販売されています。
昔は安価で大容量メディアやHDD自体が効果だったため、DAT(テープ)によるバックアップが一般的でした。しかし、今ではよほどの大きい容量のデータを有していない通常のサーバーではあまり使うことは無くなりました。
10TBクラスのデーターが有るのであれば導入の必要は有ると思いますが、通常のサーバーの場合、HDDのみのバックアップで十分だと思います。